全国に支社のある大規模な探偵社だから信用できる?
「全国に支店ネットワークがある」
「全国48都道府県に支社がある」
そんな企業規模の大きさを宣伝文句に使用している探偵社を
よくみませんか?
知っておいて頂きたい事実とそのカラクリ
そういった探偵社の中で支社が全国に存在する探偵社はない
下請け事務所や業務提携している事務所を一括りにしての誇大広告
営業行為の身行い、請け負った調査はすべて下請けに丸投げする探偵社
実は、昔からある探偵社の多くは自社の規模を大きくみせる為に架空の支店を作っていたのです。いわゆる、自作自演の会社規模の水増し行為です。金銭を支払い、現地の知り合いに電話回線を置かせて貰っているようなやり方があったようです。
近年、探偵業法が施行されてからは、そのあたりのチェックが厳格にはなりましたが、それでも最近はその抜け道策として遠方の個人探偵事務所を下請け会社として遣い、そこをグループ会社であると称している場合があります。
利益だけをピンハネして調査は丸投げする不誠実さ
そういった全国規模を謳う探偵社の多くは、自社では探偵調査業務をせず顧客と調査契約だけを取って依頼者から受け取った調査料金の大半の利益をピンハネして、調査自体は面識や信頼関係に乏しい下請けの個人探偵事務所に丸投げして、利益だけを得るというようなカラクリが多くみられます。
依頼者は元受け探偵社と、下請け探偵社、両方から利益を取られることになる
そうなれば、実際の調査費用のうち、依頼者は元受探偵社と下請け探偵社、少なくとも2社から儲けを取られる事になりますから調査費用が割高になったり、あるいは実際の調査にかける費用が少なくなるわけです。そうなれば調査の質が落ちるのは当然です。
割高な料金を支らわされたり、知らない間に調査の質を落とされたりするのは依頼者にとっては最悪の事態です。また、別資本の会社が間に何社も入るわけですから、調査中も情報伝達や連携が、意思の疎通がうまくいかない弊害も起こり易く、調査遂行に関しては、よい点がありません。
実務経験未経験でものれん分け制度で即大手探偵社の看板を挙げられる
また、少数ではありますが実際に全国に支店がある探偵社もあります。
ただし、その会社は「のれん分け制度」「フランチャイズ制度」によって
「有名探偵社の社名を分け与えられた探偵社」が大半なのです。
有名探偵社の探偵学校で授業料を払い、数十万~100万円程度の加盟金を支払って有名探偵社の名前を名乗っているだけに過ぎず、経験も乏しい新米探偵が経営している探偵社である場合が往々にしてあります。
探偵業というものは短期間、探偵学校に通えば開業できるような安易なものではありません。依頼者様の人生を左右する、失敗の許されない調査を請け負うのが業務です。
5年10年、血のにじむような幾多の実務経験をこなさなければ百戦百勝危うべからずといえる調査の安定感は得られません。
そういった誇大広告は、その会社のお客様に対する姿勢を映す鏡に他ならないからです。