浮気の法律知識 弁護士費用の基礎説明
訴訟にかかる費用の最大の不安要素となるのは
弁護士報酬ではないでしょうか?
探偵に依頼する浮気調査も
平穏な人生を送っている人々には
なじみの深いものではありませんが
弁護士を雇う事も人生に一度あるかどうか
馴染みが無いのが普通でしょう。
その弁護士報酬の金額や
一般的な弁護士報酬の料金システムも
どのようなものなのか…
すべて、わからなくて当然なのです。
でも、知らないままでは、離婚や慰謝料請求にかかるコストの目算が立ちません。
ここでは、我々、一般人には謎に満ちた「弁護士報酬」「弁護士費用」の中身について
統計データを交えてご説明します。
疑問
高額になるイメージがあるんだけど
弁護士の費用ってどれくらいかかるの?
どういう料金システムなの?
回答
料金システムは基本的に「着手金」+「報酬金」で計算される。
また、書類の代理作成等は「手数料」という名目で料金が発生する。
その他、交通費などが「実費」という名目で別途請求される場合が多い。
現在の日本で離婚問題における弁護士報酬は、基本的に「着手金」+「報酬金」
というシステムで計算される場合が通常です。
このシステムが適用される案件(事件)は
100%成功が確約されるわけではない案件に適用されます。
弁護士の扱う案件・事件は当事者である依頼者の代理として
当事者の権益を守る為に他者との折衝する事に他なりません。
そうなりますと、争う相手がある話ですから
成功が約束されているものではありません。
当然のことですが、いつも、100%依頼者の
思い通りに勝てるとは限らないわけです。
「着手金」はその成功・不成功という結果の
良し悪しに関わらず弁護士がその案件の為に
動いた事に対する費用というわけです。
弁護士は「着手金」を以って、その案件の為に労働しますが
その案件が成功に至った場合、その成功の達成程度によって要求される
いわゆる「成功報酬」というものです。
離婚訴訟の弁護業務を受任した弁護士は
依頼者が望む内容の実現に向けて法廷で争いますが
その結果である下記のような
「離婚の成立」
「慰謝料や養育費が財産分与額が希望請求額に対してどの程度、認められたか」
「子供の親権は取れたか」
…等が評価され、依頼者と協議して成功報酬を得るわけです。
この基準は契約時に当事者である依頼者と弁護士が
綿密に話し合い、契約するべきです。
原則として一回程の手続きでその案件(事件)が終えることができ
またほぼ必ず成功が見込める案件に対しての弁護士報酬のことをいいます。
例とすれば、内容証明郵便の代理作成郵送等の事務業務などが
それにあたります。
「実費」とは弁護士が依頼された案件を遂行する上で
必要となった「必要経費」の総称です。
離婚訴訟を提訴する場合には「訴状」という
書面で申し立てをしなければなりません。
その訴状には、訴える内容によって
収入印紙を数万円分か添付しなければならないのです。
その際の「収入印紙代」「切手代」または
弁護士が現地までタクシーで移動すれば
「タクシー代金」、新幹線で移動すれば
「新幹線の運賃」もそれにあたります。
また、遠方に行く必要がある場合は
交通費に加え「宿泊費」も必要となります。
この「実費」は弁護士報酬とは別途に
上乗せして請求される事が普通です。
上記のような各種費用が計上されて、弁護士費用が成り立っているのです。
それでは、順を追って具体的な弁護士報酬の金額をご説明していきます。