浮気調査の慰謝料請求

浮気相手から慰謝料を取りたい

 

質問

 

妻の浮気相手に慰謝料を請求したいのです。
なにが必要になるんでしょうか?

 

名古屋市緑区在住 39歳 会社員


浮気相手にはそれ相応の報復措置をとりたいもの。お金ですべてが解決するわけではないですが、法治国家である日本ではそれ以上の報復措置はないといえます。では、浮気相手への慰謝料請求にはどういったポイントがあるのでしょうか?なんとなくは理解していてもその内容はよくわからないのが普通です。プロの視点から解説します。

 

浮気相手に慰謝料

浮気をした配偶者に慰謝料を請求することも勿論、可能ですが浮気相手にも慰謝料の請求ができます。離婚をするしないに関わらずこれは制裁の意味も込めて実行するのが普通です。

 

浮気の相手に慰謝料請求をする事は、経済的な打撃を与える意味も勿論ありますが
「今後、再び同様の不貞行為に及べばその度に高額の慰謝料を払わなければならない。」
…という事を浮気相手に理解させる意味もあります。

 

では、どんなケースでも?

浮気相手に対して慰謝料は請求できるんでしょうか?

浮気相手に慰謝料を請求するには
幾つかの条件がクリアされていないと駄目

 

では、その条件をひとつひとつ説明していきましょう。

 

浮気相手に慰謝料請求できる条件

 

不貞行為と認められる行為がある事
 

前述しましたが「不貞行為」(フテイコウイ)とは不倫・浮気行為の法的な言葉です。
法的な不倫行為(不貞行為)の定義は

 

『配偶者のある人が、配偶者以外の異性と肉体関係を持つ事』

 

…です。「2人でラブホテルで滞在した」など一般的に考えて肉体関係があったと推認される行動が確認されない限り(その証拠がない限り)その内容が食事や交遊をした程度では、基本的には「不倫」とは法律的に認められず、慰謝料の請求も、離婚請求も出来ない訳です。

 

不倫相手が既婚者と認識していた、あるいは認識し得るべき状況であった
 

不倫相手が判明したとしても、その人物が相手のことを
「既婚者と理解しつつ…」あるいは「既婚者と認識できる状況でありながら…」
故意に肉体関係を継続させた場合である事が必要です。

 

逆に言えば、浮気相手が、貴方の配偶者の事を「未婚者だと誤解していた」
場合は、浮気相手には慰謝料請求ができません。 

 

 

婚姻関係(夫婦関係)が破綻していない事
 

過去の裁判例では、婚姻関係がすでに破綻した場合の、不倫(不貞行為)の慰謝料請求を認めていません。

 

法的には離婚していなくても、

 

●別居状態にあった
●夜の生活も行われていない
●生活費も別々となっており、客観的に見れば別世帯ともいえる状態だった

 

…などの背景が夫婦間にあった場合、事実上、既に婚姻関係は破綻
していたと見なされ、その場合の慰謝料請求は認められないのです。

 

しかし、婚姻関係(夫婦関係)が完全に破綻していたのかの判定は、
個人の価値観によるところも大きいので、訴訟の上での争点になります。

 

消滅時効にかかっていない事
 

民法724条
不法行為による損害賠償の請求権は、被害者又はその法定代理人が
損害及び加害者を知った時から三年間行使しないときは、時効によって
消滅する。不法行為の時から二十年を経過したときも、同様とする。

 

…となっており、慰謝料請求にも時効があります。
不法行為(この場合は不貞行為を指します)の消滅時効は

 

不法行為の損害及び相手(不倫の相手)の存在を知ったときから三年
不法行為を行ったとされる期日から二十年

 

…となっています。以上のような要件(条件)を満たしているなら、貴方は正当な権利として配偶者に離婚を求めるする事ができますし、配偶者とその不倫相手に慰謝料の請求ができます。

 

 

ワンポイントアドバイス

 

上記の時効制度についての補足説明

 

不法行為の損害および相手(不倫の相手)の身元を知らなければ、三年の消滅時効にはかかりませんが、不法行為の損害および相手を知らなくても、不法行為を行ったとされる期日から20年で、消滅時効にかかります。どちらかの期間がたてば、消滅時効が完成します。

 

しかし消滅時効が完成したとしても、債権(不倫の慰謝料請求権)は当然に消滅しません。相手が消滅時効を援用(この消滅時効という制度を理解して利用)しないと債権は消滅しません。つまり…

 

浮気の当事者がこの時効制度を知らなければ
時効は成立しない

 

…わけです。ただ、相手が弁護士などの法律家を立てれば、必ずこの時効制度は利用されますので、浮気相手の確認ができている方ははやめに物事を進められたほうが良いでしょう。

 

条件に該当しているなら浮気調査で浮気の証拠を取れば慰謝料請求可能

 

上記の4つの条件に適っていれば、浮気相手に慰謝料請求は可能です。ただし、それも探偵に浮気調査を依頼して得られる決定的な浮気の証拠があってこそです。法的に認められる不貞行為の証拠があってこそ、相手に慰謝料を請求したり、2度と会わないように誓約させたり〈※別ページ 2度と会わないように誓約書を書かせる を参照〉にできるのです。


 
探偵社 TOP 浮気調査 調査メニュー 調査費用 探偵 Q&A 安心のお約束 お問い合わせ
浮気の解決方法 浮気に勝つ知識 完全成功報酬制 調査依頼の流れ 企業情報 代表者ご挨拶 お客様の声

名古屋浮気調査探偵社チカタン 名古屋天白本社 〒4680045 愛知県名古屋市天白区野並4丁目256番地 Chateau-Nonami内


浮気調査|浮気調査メニュー|調査料金|調査依頼の疑問|探偵調査安心の約束|探偵に問い合わせる|浮気問題の解決法|知っておきたい浮気に勝つ知識|浮気調査の完全成功報酬制とは?|調査依頼の流れ|当探偵事務所情報開示|顔出し公開ご挨拶|依頼された方からの口コミ