名古屋の探偵選び、歴史ある名古屋の探偵社だから安心?!
「創業◎十年の実績」…と、創業からの実績を
「イコール信頼」として前面に打ち出している
老舗を自負する探偵事務所も多いものです。
かくいう、私も老舗といわれる探偵社に在籍して
いた経歴も、それこそ何社もあります。
だからこそ、その内情も熟知しておりますが
まずいえるのは
「老舗=信頼の実績」
ということは、嘘ではありません。
ただ、昔は国が探偵業の営業を指導監督していなかった
「探偵業法が施行されていなかった時代」です。
探偵業法施行以前の探偵業界は無法地帯だった悲しい過去
それこそ違法不法なことをしても、相当なことがなければ
営業許可が取り消しになるようなことはありませんでした。
現在はなにかしらの問題を起こせば、営業許可が剥奪される恐れもありますが一昔前は悪徳な行いをして依頼者様とトラブルになっても現在のように「国家公安委員会」や「地元警察署」が指導監督するようなシステムがありませんでしたから、消費者は探偵社とトラブルを抱えても泣き寝入りさせられることが多かったのも、哀しい事実なのです。
他の老舗を謳う探偵社様には失礼ながら端的にいえば
昔はお客様を食い物にするような悪徳な営業行為をしても、
営業許可が剥奪されるまでのことは無かった。経営を続けられるのは
今よりも容易であったといわざるを得ません。
ですから
長期間、探偵社を経営している探偵社なので
トラブルの無い、信頼されている探偵社である
…ということではないのです。
老舗の歴史は「信頼の歴史」である可能性も勿論ありますが国が指導監督を
行っていなかった時代の、過去の探偵業界の不透明性を考えますと、
無闇にそのうたい文句で信頼性を推し量るのは賢明ではありません。
老いと共に経営者が探偵の先端技術に追随できなくなることも
また、組織の老朽化いうものはどうしてもあります。
調査は常にハイテク機器を扱うことも多い業種です。老舗と呼ばれる
探偵社の中には、社員の平均年齢が驚くほど高いところも多々あります。
ハイテク機器を導入するのも、扱う人間がそれを扱いきれないのでは
意味がありません。また、老舗になると比例して経営者や管理職の年齢も
高齢になってしまうものです。高齢の経営者・管理職の人間はどうしても
ハイテク機器への認知も遅れがちになり、そうなれば最新機器の導入なども
遅れ遅れになり、結果的にその調査レベルには進歩に乏しいものに
なってしまいがちともいえます。
勿論、老舗でも経営層・管理層の世代交代(若返り)がちゃんと行われ、常に最先端の機器を導入し、それと同時に長年で培った調査ノウハウを
融合させて経営をしている、本当の意味での老舗と呼べる探偵社もあります。
ただ「老舗=信頼」という
一般業種の考え方は、こと探偵業界では
絶対的に信用できる要素ではない
…ということだけは、ご理解下さい。